今さらながら、「聞く力」(著者 阿川佐和子さん)を読んだ。
初めましての多くなるこの時期、自己紹介など話す機会が多いが、会話を広げる上で「聞く力」とやらも是非セットで頭に入れておきたいと、手に取ってみた。
心をひらく35のヒント ということで35個紹介されている中から、特に素敵だと思ったものをご紹介します。
聞き上手とは
・面白そうに聞く
相手がこの人に語りたいと思うような聞き手になる。
聞く醍醐味
・ちゃんと聞いて反応する。
・トークは生もの
前もって話す内容の見当をつけていても、話がどこへ飛んでいき、どこで何に気づくかは計り知れない。語り手に添いつつ離れつつ、さりげなく手助けをした結果、意外な掘り出し物を探り当てるという楽しみも、聞き手の醍醐味の一つ。
話しやすい聞き方
・相づち(リズムがついて話しやすい)
・オウム返し
・聞こえなかった時に「えっ?」より「はい?」を使う。
(声が小さくて聞こえないよ! そんなこと言うつもり?といった棘を感じてしまう為)
・安易に「わかります」と言わない
他人の気持ちがそう簡単にわかるはずはない。だから人に対して安易に「わかるわかる」と言うもの ではない。本当にわかっているのか自分に問いかけるよう心がける。
・知ったかぶりをしない
背伸びをしたところで、どうせ化けの皮はすぐに剥がれる。事前の勉強は必要だけれど、にわか勉強であることを素直に認め、相手に失礼のない範囲で素朴な疑問をぶつけるようにしよう。
・相手のテンポを大事にする
答えようとしている人を追い立てない(答える前に予測して答えたり、答えを促したり)
<ひとこと感想>
聞き上手さんと話すことは、自分自身の心をもう一度見直し、何かを発見するきっかけにもなるのかもしれません。一人では気づかなかった何かを。