20代に読みたかったなあ。とは思うが、アラフィフとなった今でも実行できそうなことはある。
著者 四角 大輔さん
安心感が欲しくて、あえて重い荷物を持つのか。自由を感じたくて、荷物を減らしていくのか。
人によって楽しみ方はそれぞれだが、自分が見たい景色を目指していきたい。
5つの章から、気になったものをご紹介します。
物とお金
・視界にあるノイズを捨てる
大好きなモノ以外はすべてノイズだ。空間、生活、頭の中も複雑にしていく。
いつかしまおう→今すぐなくす
・なんでもいいと言う癖を捨てる
安いから買う→これだから買う
つねに自分の心で選択しよう。そうすれば本当にやりたかったことが見えてくる。
・付属品を捨てる
オプションをつけるより、標準装備を使い込む。
装飾はすればするほど濁りを生むが、シンプルさはきわめればきわめるほど美しさになる。
・生活レベルの向上という発想を捨てる
お金から、感情的に自由になる。
生活レベルを収入に合わせる→収入に生活レベルを左右されない
(一年間生活する上で、最低限必要なランニングコストはいくらか把握する)
ワークスタイル
・不得意な仕事を捨てる
自分が不得意な仕事は、それを得意とする人にお願いする。
なんでも手間をかける→手間をかけるべきところにかける
・決めつけを捨てる
こうあるべきだ→こうしたい
・先送り願望を捨てる
新しい行動は、気が重い、怖いは当たり前。
まずは頭を空にしてアクションを起こす。
気が重いからやめよう→やってみたらわかるだろう
・バランス感覚を捨てる
「そこそこできたから他のこともやってみる」 or「 もっと極めたいからとことん続けてみる」
人生は短い。苦手を克服するより、たった一つでいいから没頭できるものを。
世界一好きなことを一つ決めて、そのことに時間を投資する。あとは捨てる。
うまくこなす→これだけは絶対負けない
メンテナンス
・深夜を捨てる
睡眠は今日の「おしまい」ではなく、明日の「はじまり」
まだ眠くない→暗くなったら、目を閉じる
・満腹を捨てる
最悪なのは寝る前の食べ過ぎ。24時間満腹状態があらゆる成人病のもとになっている。
ある年齢を過ぎると、人は体型と健康を崩しはじめるが、それは突然の出来事ではなく、20代から続けた食習慣の結果である場合は多い。
もっと食べられる→本当にまだ食べたい?
・ワンパターンな日常を捨てる
なんかいいことないかな?→今日はどんな楽しい一日にできるだろう
・言葉の汚れを捨てる
へとへとになるまで歩いて、言葉を捨てる。
生活に疲れ頭の中に嫌な言葉が充満してくることがある。脱却するには今いる場所から移動すること。歩けば歩くほど、思考から無駄なノイズがそぎ落とされ、新しく起こすべき行動のアイデアが明確になる。長い距離を歩くと、自分の力だけで前進していることを実感できる。
なんで?なんで?→どうしたら良くなるか?
・勉強のための勉強を捨てる
手に入れるべき資格や知識は、自分が向かいたい方向に対して、それが必要かどうかだ。
とりあえず知識をつけよう→必要な知識をつけよう
人間関係
・人脈を捨てる
無理に明るく振る舞って人に調子を合わせ続けるくらいなら、「付き合いの悪い奴」というレッテルを貼られた方がマシだ。付き合いを断って確保した貴重な時間を、自分や大切な人のために費やした方がいい。
ソーシャルネットワークの力によって、自分の趣味、興味、考えていることを発信すればするほど、深く理解し合える仲間と出会いやすくなっている。
空いているから入れる約束→どうしても外したくない約束
・なじみ を捨てる
「なじみ」を捨てるべきとき。
それは「今、情熱を持って取り組んでいること」について話せる人と、そうじゃない人に分かれたタイミングだ。
今に集中し人生を心から楽しんでいる人は、どのグループに属さなくても良くなっていく。お互いにとって、気持ちいいところにいればいいと思う。
・ちっぽけな反骨心を捨てる
伝統的なマナーは身につけてしまえ。
マナーの本質は相手の立場に立って思いやりある振る舞いをすること。マナーという「型」を身につけてしまえば、必要以上に気を使わなくてもいいからよっぽど楽。
・遠慮を捨てる
真剣なら声を上げろ。
間違うのが恥ずかしい→間違うほど成長する
ライフスタイル
・あれもこれも を捨てる
人生は優先順位の付け方で決まる。あれもこれもと手を出すと、その分だけ選択肢が増えて、今なにをするべきか迷い、わからなくなる。
何を手に入れたいか。その答えは外にはなく、自分自身の内側にしかない。
あれもこれもやりたい→これしかしない
・逃げない覚悟を捨てる
ポジティブな逃げ道を作っておく。
いざとなったらこっちがあるという前向きな逃げ道があったからこそ、思い切って挑戦できた。
怖いけど、やっちゃえ→怖くないから、やっちゃえ
・あきらめるを捨てる
本当にやりたいことは自分の内側にだけ存在する。幼い頃にワクワクしていたこと、そんな小さな「衝動」を思い出す。あきらめるより、忘れてしまうことの方が多い夢を。
やりたいと願う→やりたいことを忘れない